
豊田市美術館・開館30周年記念
アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦
を見てまいりました。
別冊でもらえる「アンチ・アクション」には14の項目がありその文章を読んでから見ると更に楽しめます!
抜粋すると
本展ではアンフォルメル(フランス語で《非定形》)という美術運動に関わった女性の作品が多く紹介されているのですが、その前の時代は、芸術は爆発だ!でおなじみの岡本太郎らがアートを引っ張っており、芸術家は男が優勢という時代背景があります。
かの草間彌生ですら「いかにも、女流画家らしい感覚」などと書かれ、批評家からは、しきりに「女性らしさ」という烙印が押され続けていたのです。
わたしは感じました。
その時代を経て表現をした女性たちの作品展!
なんと力強いことか!
会場の作品は必ずしも絵筆で描かれているものだけではなく好みもあることは百も承知。
別冊の言葉を借りるなら
それぞれの絵の技法は異なっているが
「それぞれの行為が何を生み出しているのか、つまり《作品が何をしているのか》を考えることが味わうこと」と書かれている。
通り過ぎ、インパクトを感じた作品の中には
大きなヒマワリのような花。
ピンポン玉が種のように敷き詰められ、花びらは茶色く焦げたようになっていた。
別冊を読むとこれは家事労働の証たるアイロンの焦げ跡と書いてあるではないか!たしかによく見たらそうだ!
また草間彌生の「マカロニコート」は
衣服までアートとなる。
別冊にも記載があるが
「このように、衣服は単なる装飾ではなく身体を捉え直す表現となり得た。またファッションだから届く感覚や衣服だから変えられる関係もあるだろう」とある。
まさにいまのSNSのように近しい発信でアートを身近にも感じさせたのだなぁと。
女性たちは今も瑞々しく声をあげる。
ぜひ皆様も豊田市美術館へ
足をお運びください

11月30日まで開催です
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